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ハイCPなプリメインアンプ PMA-600NE [DENON]

久しぶりに新品のプリメインアンプを買いました。

以前から使用していた中古のSANSUIアンプAU-α607 MOS Premiumとの入れ替えになります。

入れ替えの理由は、最近AU-α607 MOS Premiumの出番がめっきり少なくなってしまい、たまにスイッチを入れたら、その度に接触不良が顕著になっていてストレスが溜まってきたからです。

最近はCDやDATやMDをSDDに無劣化ダビングしてPCで管理しているので、デジタル入力とBluetooth付きプリメインアンプを探したら、必然的にDENON PMA-600NEの一択となりました。

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ちょっとうれしい外箱です。なかなか捨てづらくなりますね。

アンプの価格と重量は比例していると思われ、DENONでは最上級のPMA-SX11からPMA-2500NE、PMA-1600NEの順序で軽量化するのですが、PMA-600NEは上位モデルのPMA-800NEとほぼ同じ重量の7.4kgです。ロングセラーだったPMA-390REが同価格で7.1kgでしたから、コストパフォーマンスが上がっているのがわかりますね。

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希望小売価格:52,000円(税抜)エントリーモデルにしてはなかなか良い顔をしています。

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必要充分な入出力端子

      AU-α607 MOS Premium   PMA-600NE
価格       138,000円         52,000円
重量        18.8kg          7.4 kg
定格出力(8Ω)   45W+45W        45W+45W
消費電力      160W           190 W


さて肝心の音質ですが、AU-α607 MOS Premiumとの比較でいうと、はっきりとした違いはありません。ちなみにスピーカーはDIATONE DS-77HRXです。

音源が持っているエネルギーはどちらも余すことなく中低音から高音までストレートに表現してくれる実に素直なアンプです。

ソースダイレクトスイッチはON側で雑味のないスッキリした音になるのがわかります。

アナログ式ボリュームは手で回すときは無段階の調節ができますが、リモコンで調節するときは微調整が困難で小音量で聴きたいときは不便です。

デジタル入力回路への給電を断つアナログモードスイッチがありますが、ON/OFF切り替えても全く音の変化がわかりません。

ただ、同じCD音源をアナログ入力で聴くのとBluetooth経由で聴くのは若干音が変わります。

アナログ入力で聴くほうが緻密な感じがしました。(Bluetooth経由だと粗削りな感じ)

いずれにせよコストパフォーマンスが優秀な一台であることに間違いはないです。

※最後に重要な情報!

2月1日からディーアンドエムホールディングス取扱いDENONとマランツのHi-Fiオーディオ製品は値上げとなります。

理由は資材およびパーツの価格高騰によるものだそうです。

PMA-600NEも52,000円→59,000円(税抜)になります。



デノン Denon PMA-600NE Blurtooth & デジタル入力搭載 プリメインアンプ プレミアムシルバー PMA-600NESP

デノン Denon PMA-600NE Blurtooth & デジタル入力搭載 プリメインアンプ プレミアムシルバー PMA-600NESP

  • 出版社/メーカー: D&M
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: エレクトロニクス






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デスクトップスピーカー替えました [DENON]

デスクトップというよりは、ブックシェルフ型なんですが、無理矢理デスクトップとして使ってます。

DENON SC-11sです。末尾のsはsilverのsで、木目調とシルバー調の2タイプで1981年発売されたようです。

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あの有名なSC-101の弟分にあたるモデルで、ウーハーのサイズが16cmになっています。
(SC-101は20cm)

ピアレス社(デンマーク)との共同開発らしいのですが、B級ファンである私はピアレス社のことは知りませんでした。

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このコーン紙の質感、懐かしくないですか?

ウーハーエッジの材質はよくわかりませんが、亀裂や穴はないものの、見た目には劣化があるようで、可動性が悪くなっているかもしれません。

ツィーターはSC-101やSC-304と共通のソフトドームみたいですが、なぜか高域が22kHzまで伸びているようです。

SC-11s_2.jpg

肝心の音について、書くのを忘れていましたが、SC-101V改に比べて、箱が大きい分、中低域の迫力がありますね。

高域は、ソフトドームなのでシャリシャリ感はありませんが、中低域と絶妙にチューニングされていて、長時間聴いても全く耳が疲れません。

音楽のジャンルを選ばず、どんなサウンドもOKの優等生です。


エッジが劣化したスピーカーをどうするか [DENON]

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写真のスピーカーは20年以上前に愛用していたDENON(昔はデンオンと言っていた)
のスーパーボーイシリーズSC-101Vです。

当時の定価は2本で44,000円とこのサイズにしてはそんなに安くはありませんでした。
天井吊り下げも可能で、ネーミングからすると、おそらくBOSEの101シリーズを強く
意識していたのでしょう。

音に関していえば、13cmウーハーから出る低音は迫力に欠けますが、40,000Hzまで
再生可能なハードドームツィーターから出るシンバルの音がとても気に入っていました。

そしてご覧のとおり、ウーハーのエッジ素材がウレタンだったため、
5年ほど前からひび割れが発生し、ボロボロの状態でした。

ウレタン素材はONKYOのリバプールシリーズ等で多用されていたようですが、
運悪く私のDENONもそうでした。

エッジ補修をしようとネットで調べると、おそらく原価が数百円のものが5,000円
(2枚セット)と少々暴利とも思える価格で売られていたのでやめました。

しかし最近では珍しくなったハードドームツィーターをどうしても生かしたかったので、
このエンクロージャーにフィットするウーハーをずっと探していたところ、
やっとオークションで見つけました。しかも同じメーカーのSC-101Sです。

101Vと101Sは型番は似ていますが、この2つはまったくの別物で、
ツィーターもソフトドームにコストダウンされているし、
ウーハーも表面のコーティングがなくコストダウンされています。
別物とはいっても基本性能の6Ω 最大入力100W、防磁設計は一緒でした。

そして、一番大事なエッジは、布製だったおかげでいまでも健在でした。

ただ、同じ口径のウーハーでも、ネジの位置がずれていたり、エンクロージャー側
の口径が微妙に違うため、はめ込んだときに若干浮いてしまいましたが、
とにかく音が隙間から漏れないように注意を払いました。

そして音出しの瞬間。

う~ん、脳天まで響くシンバル音。いいですねぇ。

しかも前のウーハーより明らかに歯切れ良い迫力ある低音が出ています。
(101Sのほうがウーハーの実口径が2cmくらい大きいためではないでしょうか)

いやぁ、交換して本当に良かったです。

古くても良いものはずっと使い続けていきたいものです。

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ハードドームが金色に輝いているのがわかるでしょうか。

→ 実際の作り方は下記を参考にしてください。

https://b9audio.blog.ss-blog.jp/2013-02-08