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ステレオ時代 Vol.19はDAT特集 [デジタルオーディオ]

もうすぐ創刊8周年を迎えようとする「ステレオ時代」最新号はDAT特集です。

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右が最新号

そういえばDATはこれまでに特集組んでいなかったっけ?と思い、バックナンバーを調べたら、Vol.14でDCCとMDの特集を組んでいて、歴史から言うとDATのほうが先なのに何故今頃? DCCなんて誰も使ってなかったのに・・などど突っ込んでみたりしました。

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特集は、DATに関してはかなり深い内容でよく調べてあると思いました。

中でもナカミチやEXCELIAがDATデッキを出していたことに驚きました。

他の内容については、漫画とアイドルと演歌は不要なので1/3くらいは無駄なページです。

もっと硬派な内容でお願いしたいですね。

最後に耳よりな情報をひとつ。

12月に別冊「ステレオ時代 80's」が刊行されるらしく、1620円ですが、ハイポジションカセットが付録になったスペシャルパックというのがあって、200セット限りで3300円だそうです。

46分のオリジナルハイポジションカセットですが、1680円もする割には安っぽい感じなので、私は本だけ買おうかな。

1680円の予算であれば、無理してハイポジにせず、ノーマルでオープンリール風にすればよかったのでは?



ステレオ時代 Vol.19

ステレオ時代 Vol.19

  • 作者: ステレオ時代編集部
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2021/09/02
  • メディア: Kindle版



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DAT→SDD無劣化ダビングでひと苦労(後半) [デジタルオーディオ]

最近はSDDも手ごろな価格になってきたので、DATデッキとPCをつなぎバックアップしようと考えました。

話は変わりますが、およそ20年前ディレクTVという衛星放送を視聴していました。

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ディレクTVは1997年の暮れに放送開始しましたが、パーフェクTVと競合したため、たった3年で消滅したので覚えている人は少ないと思います。

私はパーフェクTVよりディレクTVのコンテンツのほうが好みでした。

それは米NBCチャンネルがあったことと29ジャンルの洗練された音楽放送(音声放送)があったからです。

チューナーには光デジタル出力がついていましたので、音楽放送はcanopus DA-Port USBを使ってPCにデジタル録音していました。

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canopus DA-Port USB これは当時かなり重宝しましたね。

ディレクTVはCS-PCM放送と違い音声データは圧縮形式だったので、DATで録音するほどの価値はなく、MP3録音でじゅうぶんでした。

話は元に戻りますが、DATデッキは2台(Pioneer D-50、Panasonic SV-DA10)持っていて、どちらかのデッキとDA-Port USBを使えば簡単に等速デジタルダビングができるのですが、問題が起こりました。

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DATデッキはここ10年間全く使っていませんでした。

DATデッキが2台ともNGになっていたのです。

Pioneer D-50はメカは作動しますが音が出ません。

Panasonic SV-DA10も動作し音は出ますがヘッドクリーニングサインが点滅してノイズが入り、何度クリーニングしても改善なしでした。

落胆しかけましたが、「いや待てよ、アレがあった!」と思い出して戸棚の奥にしまっておいたDENONのポータブルDATレコーダーDTR-80Pを引っ張り出してみるとうまく動作してほっと一安心。

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頼みの綱 DENON DTR-80P 定価89,800円 据置型デッキより高価でした。

しかし次なる問題が発生。

DTR-80Pは光出力がないんです。同軸はあるのですが・・・。

ということはDA-Port USBに直結できません。

まぁこんなこともあろうかと光同軸デジタルコンバーターは買っていました。ここで初使用です。

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デジタルコンバーター オーディオテクニカ AT-DSL1

これでやっとPCに入力できるかと思いきや、さらに問題が・・・。

DA-Port USBは最近のOSに対応していなかったんです。

そこで押し入れからWindows XP PCを引っ張り出して設置しやっとスタートラインへ。

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DATとPCの間にコンバーターを2つ入れてやっとダビング可能になりました。

これから長い長いダビング生活が始まります。

等速ダビングですからね。


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DAT→SDD無劣化ダビングでひと苦労(前半) [デジタルオーディオ]

聴かなくなった大量のDATテープをどうするか悩みました。

CDをデジタル録音しただけのものはあまり価値がないと思ってます。

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当時まとめ買いしてました。

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DATテープは日本製だけ? 海外製は見たことないですね。

でも25年前の当時はかなり多くCS-PCM放送やBS-5chのセントギガ(←これを知っている人はかなりの通ですね)をデジタル録音していたので、これはぜひ永久保存したいと思ってます。

なぜかというと、1990年代半ばのCS-PCM放送はサンプリング周波数が48kHzか32kHzだったので、CD音源(44.1kHz)はそのまま流すのではなく、いったんアナログ化してから音質調整(エンファシス)していたと聞いたことがあります。

実際に聞いてみるとCD音源と一味違う音色で、これは残しておきたいと思いました。

当時のデジタルオーディオをおさらいします。

コンパクトディスクが登場したのは1982年です。

それまでアナログレコードをかけるときは、針が落ちる音に続いて針とレコード盤の摩擦音とでもいうのでしょうか、シャリシャリというかすかなノイズが聞こえるのですが、CDは無音の状態からいきなり曲が始まるので最初聞いたときはびっくりしました。

でも最初のCDプレーヤーは16~18万円もしたので、一部のお金持ちしか買えませんでした。

1年後の1983年、ヤマハから10万円を切ったCD-X1が発売されると、各メーカーもどんどん価格を下げていき、ミニコンポにも搭載され若者にも浸透していきました。

CDが世界初のデジタルメディアと思われがちですが、実はその10年前の1972年からビデオテープを利用したPCM録音方法を日本コロンビア(現DENON)が開発していました。

その後、SONYが続々とPCMプロセッサーを発売していくことになりますが、媒体がビデオテープだったので気軽さに欠けていて一般には普及しませんでした。

そこに超コンパクトサイズに長時間の高音質デジタル録音が可能になったDATが1987年登場します。

しかし無劣化ダビングできることがDATレコーダーの最大のメリットにもかかわらず、CD音楽業界からの猛反対で民生用DATレコーダーではCDからのデジタル録音はSCMSで制限されています。(SCMSを外す装置もありましたが・・・)

でも音源がCS-PCMやレコード、カセットテープであれば無限にコピーできます。

当時のBGMリスニングスタイルを思い返すと、お気に入りの曲をまとめたカセットはいつも90分テープ(120分テープは耐久性がない)で、片面45分が終わるとひっくり返す手間が面倒でした。

仕事に集中すると45分ってすぐに経ってしまうんですよね。

カセットをひっくり返すことに気を取られるといい仕事ができないので、長時間お気に入りの曲を連続再生することが課題でした。

その点、DATはSP/LPモードで最長3時間/6時間連続再生可能です。

LPモードでもカセットテープをダビングするにはじゅうぶんな音質でした。

実際に20年ぶりにカセットテープ→DAT LPモードで録音していたものを聞いてみましたが、これまでCD音源とかMP3などの圧縮音源に耳が慣れていたせいか、とても新鮮で音が生きている感じがしました。

そこで、この感動を残しておこうと思ったわけです。

後半に続く


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