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カセットデッキといえば? [AIWA]

中学~高校のころはナカミチに憧れていたものです。

一番安いモデルでも10万円近い価格だったので到底手が届きませんでした。

しかしアイワも頑張っていいデッキを出していました。(AKAIも有名でしたが・・・)

1976年のカタログにも、堂々と「日本で最初にカセットデッキを開発」とあります。

アイワカセットデッキカタログ.jpg

大学に行っても貧乏学生だったのでバイト代でやっと1万5千円くらいの中古デッキを
買ったのですがこれがAIWAのAD-FF60という3ヘッドデッキでした。
AD-FF60は定価が69,800円で、他メーカーではそこそこの価格帯なのですが、AIWA
は自動消磁システムやバイアス微調整機構等の1ランク上の機能を備えていました。

すでに現物がないのでカタログで我慢してください。
204434AIWA_FF60.jpg

上のランクもついでに・・・
204752AIWA_DECK.jpg

しかし私が買ったのはあくまでも中古品。前オーナーがヘッドアジマスをいじっていた
ようで、自己録再は問題ないのですが、ほかで録音したテープの再生がNGでした。
自己流で私もアジマス調整したのですが、最後までうまく調整できませんでした。
そのデッキも今はありません。大学卒業前に近くの電気屋さんの新春初売りに夜明け前
から並びSONY TC-K333ESRを破格値でゲットしてから、早々に処分してしまいました。

そんなほろ苦い思い出があるAIWAですが、今やメーカー自体が消失してしまいました。

話を現在に戻します。
前回KENYのブックコンポを紹介しましたが、アンプに一点だけ欠点がありました。
それは電源ノイズです。コンセントにコードを差し込んだだけで電源も入れていないのに
ブーンとトランスの唸る音がして次第に気になるようになりました。
これはさすがにNGなので代わりのアンプを探しにリサイクルショップ巡りが始まりました。
1店目でめぼしきものを購入しました。

まず買ったのはAIWA XR-MD95というミニミニコンポです。

XR-MD95.jpg

CDとMDがついていますが、奥行きも浅くデスクトップに最適な一台となりました。
出力は30W程度でKENYの小型スピーカーには十分です。
AIWAならではのT-BASSやBBEがついていてなかなか使い勝手がよろしいです。
ただデジタル入力がほしかったので、欲張ってもう一台探しに行きました。

結局5店まわったのですが、5店目で写真の一台を一目惚れで買いました。

213854_2.jpg

これもAIWAのXR-FD55というミニコンポです。幸いにもスピーカーは別売りだったので
本体のみ安く買えました。

一目惚れの理由は、わかる人もいらっしゃると思いますが、アナログメーターです。
中学のころアナログメーターつきアンプに憧れていたという単純なものです。
しかも見掛け倒しでなく光デジタル入力とUSB端子つきで至れり尽くせりなモデルです。
出力も60Wで十分すぎます。

さっそくPCやSONYの初代MDウォークマンMZ-1にデジタル接続してその機能を余す
ことなく堪能しています。音も聴き疲れしないレンジの広い余裕のあるサウンドです。
ただ針の触れ具合はMZ-1のdBレベルメーターより少なく、概ね-10くらいでしょうか。
ちょっと物足りない感じです。

余談ですが、初代MDウォークマンは1992年の公式発売前にゲットしたものですが、
何度も不具合が生じ、ソニーサービスに数回入院した思い出の一台です。
初代は光デジタル出力があったんです。その機能を今頃重宝することになろうとは・・・。
いやぁ、古い機種でも大事にとっておいて本当に良かったと思いました。





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コメント 8

S島

小学生~高校生の頃、TIACKやAKAIのカセットデッキを使っている友人はオシャレな感じがしました。 僕はAKAIのオープンリールデッキに憧れました。 しかし保守的な僕はLo-dとビクターのデッキを使っていました。
ナカミチね~懐かしい! 憧れ中の憧れでした。

by S島 (2011-05-12 11:23) 

True

S島様 コメントありがとうございます。
ティアックは少々お高くプロフェッショナル向けのデザインでしたね。
見るからに頑丈そうでした。
おぉLo-D!同級生のお坊ちゃまの家にフルコンポがあり、3ヘッドデッキをいつもいじらせてもらっていました。
メタルコーンとギャザードエッジスピーカーがなつかしいです。
by True (2011-05-12 16:55) 

denden

初めて自分で買ったオーディオ・コンポがAIWAのカセットデッキでした。
カセットラック部のフロントパネルが厚手のガラスのねじ止め。
テープのバイアス微調整機能がありましたね。
by denden (2012-06-09 21:57) 

True

アイワ派のかたのコメントをいただけてうれしいです。
良心的なメーカーだったので、生き残って欲しかったのですが・・・。
by True (2012-06-11 11:06) 

phoenix

こんにちは。
私の高校時代AIWAのミニコンポを愛用してました。
シリーズ名は・・・忘れてしまいましたが><
チューナーはTX-11でプリアンプイコライザーがGX-11.
パワーアンプがBX-11でした。レコードプレーヤーはランダム選曲出来るのでしたが・・・型番は忘れました。カセットデッキは、ダブルカセットでドルビーBC付きバイアス調整機能付きでしたが・・・これも型番は忘れました。アンプパワーは100W+100Wでした。スピーカーは完全に朽ち果ててました。
カセットデッキSONY TC-FX6Cも繋いでました。
サラウンドアンプTechnics SH-AV44も繋いで、スピーカーはエンクロージャーがPioneer CS-E400でウーハーが壊れていた為、KENYの20cmウーハーを取り付け鳴らしてました。
友達はAKAIのコンポもってましたね~その頃は。

by phoenix (2013-07-06 13:00) 

True

phoenix さま コメントありがとうございます。
昔からAIWAは一流ではないものの、決して二流というわけではなく、安価+高機能+コンパクトを実現していました。
アンプ出力200W、レコードプレーヤーも曲間をサーチできる機能がついているのは、当時のフラッグシップモデルですね。
SONYデッキ TC-FX6Cはフェザータッチが心地よく、リニアテープカウンターには感動したものです。
Pioneer CS-E400とは、ずいぶん年代物ですね。
KENYの20cmウーハーを鳴らすとどんな音がするのか、聴いてみたいです。
by True (2013-07-06 16:47) 

phoenix

Trueさんこんばんは。
いきなり色々書き込み失礼しました。
昔を思い出してつい調子にのりました;;
丁寧なお返事ありがとうございます。

Tureさんのカタログに載っていたMySpace AV-9が当時すごく欲しかったのでした。私のはMySpace AV-9の前の機種でした。型番みてもそんな感じですね。AV-9のスピーカーって変わった機能が確か付いていた気が・・・ウーハーの向かいにマイクが付いていて、低音を拾って更に再生するとか・・・そんな感じのがあったような。
当時は凄いな~って欲しかったです。
私のMySpaceには前の書き込みでも言いましたが、KENY20cmウーハーを取り付けたエンクロージャーはサラウンド用で使用。
何故かと言うと、50Wの為音量を上げると危険(壊れそう)だったので。
コンポは100W+100Wだったのでちょっと・・・でもメインで鳴らした時の感想は、低音も厚みがあり50W以上のパワフルさがありなかなかでしたよ。エンクロージャーが良いせいなのか(かなり重い)本当重低音が出て気に入ってました。Pioneer CS-E400は電気やさんからもらいものでした。ウーハー壊れてるから欲しかったらあげるよって言われて、即もらいました。
早速KENYの20cmウーハーを購入して取り付け満足してました。
ウーハーを壊さない様にサラウンド用にしたのでした。サラウンドアンプは30W+30Wだったので安心かと。



by phoenix (2013-07-07 22:33) 

True

phoenix さま 
いやぁ、よく覚えていらしゃいますね。
AIWAのマイク付きスピーカーAFBSというシステムは、すっかり忘れていました。こんな独自の技術も持っていたのに、なくなってしまうなんて悲しすぎます。
Pioneer CS-E400のエンクロージャーは、バッフル板どころか、裏板までもちゃんとした木目調なんですね。見えないところにまで心配りが垣間見えて、たしかに箱だけでも価値があり、ウーハーを取り替えてまで使う気持ちがよくわかります。
by True (2013-07-07 23:49) 

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