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捨ててもよい特殊なビデオカセット [メディア]

これは平成生まれのかたには馴染みのない物です。

カメラ一体型ビデオに使用されるVHS-C規格のビデオテープ。

標準VHSアダプタにセットして家庭用VHSデッキでみるという面倒なものでした。

SVHS-C_1.jpg

てっきり8ミリビデオの対抗馬として登場したとばかり思っていたのですが、実際は8ミリビデオよりも数年前からあったようですね。

SVHS-C_2.jpg

その後、ソニーがパスポートサイズ8ミリハンディカムを発売すると、すかさず松下がブレンビーで対抗して、しばらくはいい勝負をしていましたが、Hi8が出てくると、高画質のSVHS-Cでも録画時間の短さがネックになって、ハンディカム優位になります。はじめてソニーが規格競争で勝利したのではないでしょうか。


今年はカセットテープ生誕50年! [メディア]

メディアといえばニンレコで買っていたのですが、先日突然倒産してしまいましたね。残念です。

そこで、あらためて自分が使ってきた民生用テープメディアを並べてみました。

さすがにマイナー規格の、エルカセット、NTテープ、MICROMV、DCCは持っていませんが、それ以外はだいたい揃っています。

テープメディア集合.jpg

ベータビデオテープと8ミリビデオテープはとっくの昔に生産打ち切りになっていますが、

DATテープもどうやら製造してないようですね。現在売られているのは在庫品と思われます。

意外にもマイクロカセットテープは生産中のようです。留守番電話に使われるのでしょうか。

こうしてみると、ソニー開発製品は発想が斬新である反面、短命であるという宿命にあります。

エルカセットを使っている人がいまだにいるんでしょうか。いたらそれはそれですごいことです。

カセットテープはソニーが昨年末に生産終了したらしいのですが、マクセルはノーマルのURをいまだに生産しているし、年配者がカラオケの練習用などに10分用をまとめてよく買っていくということを聞きました。

誕生が1962年ですから、今年50年目なんですね。磁気テープメディアとして父親に当たるオープンリールテープから日本メーカーは既に撤退していますが、息子はまだ健在といったところでしょうか。

ですから店頭からすべてのカセットテープが消えたら、ちょっとショックですね。でもたぶん数年以内にそういう日がくるでしょう。あとは頼みのマクセル次第ですね。

なんか鉄道の旧車両の引退のときのように、なくなるときだけ盛り上がるのかもしれません。[もうやだ~(悲しい顔)]


MDのプロトタイプ [メディア]

きょうはほとんど知られてない話題をひとつ。

まずは、下の写真をごらんください。

SONY_Mini_Disc74.jpg
SONY MDW-74 (1,700円) 左が92年11月発表モデル、右が92年12月発表モデル

左はブラックシェル、右がグレーシェルですが、どちらもプロトタイプ(試作品)になります。

そして実際に発売されたのは、下の写真です。

Mini_Disc.jpg
プロトタイプとの違いが分かりますか。

グレーシェルを採用していますが、印字が逆さまになり、

ディスクの挿入方向が目立つように矢印で強調されています。

TDKのMDも同様に印字が逆さまになり、矢印が強調されています。

その後、全メーカーで印字の向きが統一されたようです。(暗黙の了解?)

逆向きにディスクを挿入するユーザーが多かったのではないでしょうか。

デザインとしては、最初のプロトタイプのブラックシェルのほうが、

断然カッコよかったと思いませんか?

このプロトタイプ、SONYマニアには垂涎ものですね。
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