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COUGAR 2200の正しい呼び方は? [トリビア]

興味のない人にとってはどうでもよいトリビア的な話題ですが、もしかすると未来人が昭和のラジオを調べるときに少し役立つかもしれません。

かつてのBCL少年にとって認知度100%と言われるラジオに、SONY ICF-5900とNational RF-2200があります。

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ナショナルラジオの最高傑作RF-2200

通称は各々Skysensor 5900とCOUGAR 2200とネーミングされていて、当時スカイセンサーのほうは皆「ごせんきゅうひゃく」と呼んでいたのですが、クーガは「にせんにひゃく」と「にーにーまるまる」(あるいは「にーにーゼロゼロ」)という呼び方に割れていたと思います。

今になって考えるとCOUGAR 2200はどの呼び方が正しいのだろうかという疑問が生じてきました。

結論を言うと「クーガ にーにーまるまる」が正しい呼び方です。

その根拠としてクーガシリーズに銀色筐体のRF-1150(通称COUGAR 115)というのがあり、黒人をキャスティングした味わい深いテレビCMが有名なのですが、最後に「クーガ いちいちご」と呼んでおります。

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右のCOUGAR 115は当時の通産省グッドデザイン賞を獲得していたと思います。

実は最近RF-2200のテレビCMを見つけまして、最後に「クーガ にーにーまるまる」と呼んでいたんです。

SONYのICF-5500やICF-5900もテレビCMがあるのですが、「スカイセンサー」というだけで型番の紹介はないので、「ごせんきゅうひゃく」なのか「ごーきゅうゼロゼロ」なのか「ごーきゅうまるまる」なのかは不明です。

しかし私が思うに、ICF-6000はスカイセンサー「ろくせん」が一番しっくりきて、逆に「ろくぜろぜろぜろ」とか「ろくまるまるまる」は変だと思うので、ICF-5900は「ごせんきゅうひゃく」が正しい呼び方だという気がします。

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ICF-5900の最大の特徴であるスプレッドダイヤル

これらの古いBCLラジオのCMは動画サイトをよく探せば確認できますよ。


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silverradio

ソニーの型番読み方についてですが、ソニーが提供していた「ラジオたんぱ」の1983年の番組録音(しかもBONテープ!)に銘機ICF-2001のCMがあった記憶があるので、デジタル化データで聞き直してみたところ、

「アイシーエフ にせんいち」

でした。


ICF-2001はまたの名を「Voice of Japan」と謳っており、ラジオCMでも高らかに読まれてました。

あの時代、テンキーでのダイレクト選局は夢のような技術でしたよねえ。
今やラジオもデジタル処理当たり前で、PLL+アナログ機のICF-2001ですら超越した時代になってしまいました。

by silverradio (2020-05-10 19:42) 

True

silverradioさま
こんな話題にコメントいただき感謝いたします。
しかもBONテープまで登場させていただき感動しました。

ICF-2001が「にせんいち」ということはスカイセンサー5900は「ごせんきゅうひゃく」で決まりですね。

当時、友人が持っていたICF-2001を使わせてもらい、世界初のソニーの素晴らしい技術に感嘆したことを昨日のことのように覚えています。

おっしゃる通りPLLでありながら周波数ズレ対策で、FINEチューニングダイヤルがついていましたね。
by True (2020-05-10 23:52) 

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