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カセット時代のウォークマンの完成型 [SONY]

元祖ウォークマンの登場時のことはよく覚えています。

当時中学生でしたが、同級生が音楽を聴きながら自転車通学して

クラス担任にこっぴどく叱られていましたっけ。

他メーカーも真似をしてウォークマンもどきの製品を発売するのですが、

元祖ウォークマンの進化が早すぎて、追随を許しませんでした。

写真で紹介するのは、ある意味、完熟型のウォークマンです。

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ウォークマン誕生10周年記念モデル
ワイヤレスウォークマン WM-506 26,800円 1989年発売

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カセットケースサイズのボディに、オートリバース、ドルビーノイズリダクション、

アモルファスヘッド、そして、ワイヤレスヘッドフォン、簡易トランシーバ、低音ブースト、

ガム型充電池など当時考えうるあらゆる機能を盛り込んでいます。

SONY_WM-506_4.jpg





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二代目MDウォークマン [SONY]

初代MDウォークマン MZ-1 の発売から、ちょうど1年後、

目を見張るほどの進化を遂げた MZ-R2 が登場しました。

SONY_MZ-R2.jpg
SONY MZ-R2 75,000円 1993年12月発売
歴代MDウォークマンのなかで最もデザインが良いと思います。

初代と比べると、体積比40%、重量比45%と、驚異の小型軽量化で、

しかも、おそらくウォークマン史上初のリチウムイオンバッテリー搭載でした。

デザインも気に入って、新しモン好きの私は、格好のターゲットとなりました。

75,000円と、今のウォークマンの感覚からすれば、すごく高価だったのですが,

買わずにはいられなかったのです。[ダッシュ(走り出すさま)]

でも大満足でした。[わーい(嬉しい顔)]

なぜなら、初代に比べてディスクのToc Readingは格段に早くなったし、

メカニカルローディングがなくなったおかげで、致命的な

ディスクを吐き出せない故障の心配がなくなったからです。

実際に一度も故障することはありませんでした。

初代のMZ-1に比べて、劣る点は、光デジタル出力端子がなくなったことだけです。

その後のモデルで、光デジタル出力端子が復活することはありませんでした。

そういう意味では初代MZ-1は貴重かもしれません。

今持っている人は、売ってもどうせ数千円にしかなりませんし、

ぜったい手放さないほうが良いですよ。[exclamation]

なお、二代目MDウォークマンにはさらに小型軽量化された再生専用タイプも

ありましたが、いま思えばちょっと高すぎましたね。

SONY_MZ-E2.jpg
SONY MZ-E2 55,000円 1993年12月発売


発売を心待ちにしたミニディスク [SONY]

ミニディスク発売時には、録音可能なデジタルオーディオとして、

すでにDATがあったのですが、ランダムアクセスに時間がかかるので、

カーオーディオには不向きでした。

1992年秋にSONYから、MDプレーヤーが発売されると聞いて、

即刻、電器屋さんで予約しました。

再生専用プレーヤー(MZ-2P)とレコーダー(MZ-1)があったのですが、

レコーダーがないとCDから録音できないので、当然MZ-1にしました。

SONY_MZ-2P.jpg
再生専用タイプのMZ-2P ¥59,800 ほとんど売れなかったのでは?

公式発売日は1992年11月となっていますが、田舎の電器屋さんだったためか、

そのあたりはルーズで、それより少し前に買えた記憶があります。[手(チョキ)]

SONY_MZ-1一式.jpg
MZ-1 ¥79,800円とそのアクセサリー ACアダプタが馬鹿デカイ!

すぐに車でも聞けるようにアクセサリーを揃えました。

電源が10.5Vというこれまでにない中途半端な電圧で、ACアダプタが

本体と同じくらい大きいという不釣り合いなものでした。

SONY_MZ-1本体.jpg
デザインはまあまあ気に入ってます。

当初メディアは60分タイプしかなく、1枚1,400円と恐ろしく高価でした。[がく~(落胆した顔)]

だから、最初3枚しか買いませんでした。

SONY_ミニディスク.jpg
翌年74分タイプ(1,700円)が発売されました。
音楽ソフトもありましたが、売れなかったと思います。

さっそく、シングルCDをたくさんレンタルしてきて、お気に入りディスク

を作り、その音の良さには感動しました。

もちろん、CDの音質を超えることはありえないのですが、

目をつむって聴き比べても全く違いが判らなかったのです。

当時20代でしたから、聴覚は今よりも確かだったと思います。

情報を5分の1に圧縮しているということでしたので、

人間の聴覚っていい加減なんだ、とつくづく思いました。

残念だったのはソニータイマー(※)が発動したこと。

※ソニータイマー:多くのソニー製品にメーカー保証が切れるあたりに故障が頻発する事象。SONY_MZ-1本体裏.jpg
一度入院すると、もれなくシールが付いてきました。

この製品は、半年でディスクが吐き出せなくなり、ソニーサービスに

持っていったところ、本体ごと交換してくれました。

ところが、その3か月後に同じ症状が出たので再度持っていったら、

今度は、部品交換になり、これでよくなるかと思いきや、

その後も何度も同じ症状で、何回ソニーサービスまで往復したことか!

もういやになって最後はあきらめて現在に至っています。[ちっ(怒った顔)]

まぁ、天下のSONY製品ってこんなものです。仕方ないと思うしかありません。[もうやだ~(悲しい顔)]

----------------------- おまけ ----------------------

業界初、ラジカセ型のMDレコーダー

SONY_ZS-M1.jpg
ZS-M1 ¥98,000 カセットもCDもついてません。