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最高のシンセサイザーチューナー [PIONEER]

アナログチューナーは言わずと知れたTRIO/KENWOODが一番であることに

異論はないと思いますが、シンセサイザーチューナーはPIONEER F-777が

総合的に見てトップだと断言したいです。

もちろん、対抗馬のSONY ST-SA5ESが良いという意見もあるでしょうが、

3年遅れて発売された割には、F-777の実力を超えてないと思います。

PIONEER_F-777_3.jpg
1992年発売のPIONEER F-777 ¥55,000 SONYも対抗して同じ価格でぶつけてきました。

音もしっかりしており、KENWOOD L-01Tよりは、すこし重厚感に欠けますが、

それは聴き比べないとわからない程度です。

感度はL-01Tと同程度で、特筆すべきは、IF切替でSuper Narrowが選べることです。

メジャーFM局に隠れた小出力のコミュニティFMをキャッチするときに威力を発揮します。

もっと凄いのは、AM感度・選択度ともにBCLラジオを凌ぐほどの実力があること。

これには、SONY陣営も真っ青だったのではないでしょうか。

パイオニアには、昔からすばらしい技術陣が揃っていたことは、

F-120が、当時から高い評価を受けていたことからよくわかります。

1982年発売 PIONEER高性能シンセサイザーチューナーの原点 F-120 ¥45,000
PIONEER_F-120.jpg

F-777の前機種のF-757もオークションに出ますが、それは目もくれず、

ぜひ最高機種F-777をゲットしてください。

---------------- 2012.3.8追加記事 -----------------

大事なことを書き忘れていました。

中古市場に出回っているF-777には、個体差があるようです。

私も2台持っていましたが、そのうち1台は感度(dB)が、5~10dBくらい低く表示されていました。

ただ、実際には、感度は悪くなく、表示に問題があるようでした。

オークションでは、感度自体が落ちている個体もあるようです。調整が必要かもしれません。

PIONEER_F-777_4.jpg





リボントゥイーター [PIONEER]

正確にはリボン型トゥイーター

言いにくいので、普通はリボンツィーターと言ってます。

むかし、特に中学時代は、カタログデータ至上主義でした。

大人になって、カタログデータは参考程度にすることを学ぶのですが、

そうはいってもやはりデータは気になりますね。

スピーカーは、最大入力とか、f0(Hz)がどれくらいで、高域は何KHzまで出るか、

とか、カタログを比較していろいろ想像をめぐらせていました。

そのなかで、ひときわ超高音まで出たのはパイオニアのリボンツィーターでした。

スリット型のデザインもよかったし、ネーミングも気に入ってました。

PIONEER_PT-R7.jpg
1976年のカタログから、PIONEER PT-R7 さすがに高価でした。

フルレンジスピーカーユニットといえば、FOSTEXのイメージが強いのですが、

パイオニアにもPE-101というベストセラーがありました。(当時のカタログ:PDF

これは、最近 PE-101A として、限定発売されたのですが、すぐに完売でした。

多くの根強いファンがいるのですね。うれしくなりました。

でも価格が2倍になって、せっかくのアルミダイキャストが黒くなっていたので

私は買いませんでした。

昔のようにアルミ削りだしにしてくれたら、絶対買っていたでしょう。

そのほかにも、パイオニアは多種多様なスピーカーユニットを出していました。

PIONEER_SP1.jpg

サウンドシャック顔負けの安価なユニットだってあったんですよ。

PIONEER_SP2.jpg

でも、一番驚いたのは、超弩級のウーハーです。

なんと、63cm! どんなエンクロージャーに収めるのでしょうか。

PIONEER_PW-63S.jpg
PIONEER PW-63S 214,000円 誰が買ってどこに使ったのか興味あるところです。


Pioneer PT-R4 リボントゥイーター

Pioneer PT-R4 リボントゥイーター

  • 出版社/メーカー: パイオニア
  • メディア: エレクトロニクス



Pioneer PT-R100 リボン型スーパートゥイーター

Pioneer PT-R100 リボン型スーパートゥイーター

  • 出版社/メーカー: パイオニア
  • メディア: エレクトロニクス



パイオニアというメーカー [PIONEER]

PIONEERはそつが無い堅実な音響メーカーという印象です。

クルマファンにはcarrozzeria(カロッツェリア)が、なじみ深いところでしょうが、

自分の場合、下記の印象が強いです。

(1)レーザーディスク
(2)リボン型トゥイーター
(3)6枚連装CDプレーヤー

まず、レーザーディスク

これは、1981年に日本で初めてパイオニアが発売しました。

PIONEER_LD-1000_1.jpg
最初は”絵の出るレコード”という触れ込みだったんですよ。

当時、パイオニアは独自のデザインでコンポをつくっていました。

好みは真っ二つに分かれたと思います。(自分は好きでしたが・・・)

PIONEER_LD-1000_2.jpg
真ん中にあるのが、一号機のLD-1000(定価228,000円)です。

レーザーディスクが出ると、すぐに対抗してVHDなるものが出て、またベータ対VHSみたいに

混乱するかと思いましたが、自分は冷めた目で見ていましたね。

だって、どう見てもレーザーディスクが優れているとわかっていましたから・・・。

案の定、VHDはあえなく敗退しました。

ビクターにとって二匹目のドジョウはいなかったようです。

PIONEERお得意のリボントゥイーターについては次の機会に・・・。

------------------------------- おまけ ----------------------------------

パイオニアで唯一カセットデッキだけは嫌いでした。

理由は、デザイン。

PIONEER_DECK.jpg

いまだに好きになれません。[たらーっ(汗)]