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DangerなBONカセット [なつかしのカセットテープ]

このブログでもよく話題になるBONカセットテープ

今でも人気が衰えず、しばしば売買サイトで見かけます。

2~3代目BONは品質が安定している(?)ので、当たりハズレはないのですが、初代BONは複数の工場で作られていたらしく品質にバラつきがあり、購入する際は地雷を踏む覚悟が必要です。

映画トップガン主題歌のケニー・ロギンス「Danger Zone」になぞらえて「Danger Bon」と名付けます。

ここでは「Danger BON」の見分け方を教えます。

まずは下の写真をご覧ください。

IMG_4967.jpg

これらはすべて初代BONカセットですが、テープ表面の色と光沢がまるで違います。

上から、上級品(光沢あり)→並品(半光沢)→粗悪品(無光沢)で、粗悪品の品質には恐怖心さえ覚えます。

サビ粉をまぶしているように見えて、デッキのカセットホルダにセットしただけでサビがボロボロ落ちるような気がします。

再生ボタンを押すには相当の覚悟が必要で、ヤスリテープと表現されるかたもいるほどです。

絶対にこの「Danger BON」には当たりたくないですよね。

でも安心してください。パッケージ外観で「Danger BON」を見分けることができます。

下の写真の紺色のインデックスカードの端にSを〇で囲んだマークが入っているのがわかりますか。

IMG_4965_2.jpg

このようにマルSマークがあれば「Danger BON」の可能性は極めて高いです。

私の経験では100%粗悪品です。

テープ表面が無光沢どころか、ラベル紙は剥げているし、印字も粗悪、ハーフの造りが貧弱かつ黄ばんでいて触っただけでボロッと壊れそうな気さえします。

マルSマークはSOAKUHIN(粗悪品)の頭文字Sと覚えてください。

ちなみに下の写真のBONカセットはマルSマークはなく、ハーフも黄ばんでないし、印字も綺麗で、テープ表面は半光沢です。

IMG_4965_1.jpg

IMG_5149.jpg

上下の写真の粗悪品BONはここまで黄ばむかというくらい黄ばみまくっているし、ハーフの成型もすき間があったりして当時のMade in Hong Kong商品の技術の程度がよくわかります。

IMG_5150.jpg

マルSマークの有無を確認できれば、「Danger BON」を100%避けることができるのですが、未開封のBONテープでは確認困難なので、その場合はインデックスカードおもての印刷具合で見分けることができます。

下の写真をご覧ください。

IMG_4962のコピー.jpg

上下の印刷の違いが判りますか。

上のほうが色彩が濃厚で、C-60の部分をよく見ると印刷がずれています。

実はこの印刷のずれが「Danger BON」の証です。

決して購入してはいけません。必ずや後悔することになるでしょう。

印刷ずれのないBONカセットは並品で、テープ表面は半光沢です。

また、BONカセットには上級品もあって、下の写真のようにインデックスカードおもての右下にWGロゴが入っているのですぐに判別できます。

IMG_9340 (2).jpg
上級品の証し「WG」ロゴ

上級品BON(どこかの手延べそうめんみたいですね)は、テープ表面の光沢が良好で、これなら手持ちのデッキで使えるかなと思います。

ここまで読めば、粗悪品のBONを回避することができるはずです。

皆様の楽しいカセットライフの一助となれば幸いです。


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